2018年9月27日木曜日

セビリアやマラガからの小旅行に。アンテケーラの紹介

先日、マラガに住む友達の案内でマラガ圏の街、Antequera (アンテケーラ)に行ってきました。
この街はアンダルシアの主要都市の中心辺りにあり、アンダルシアの心臓と呼ばれています。

小さな町ではありますが街並みがメルヘンで可愛らしく、見所も多い街でした。


インディアンの横顔


まず、アンテケーラに入る前から一際目を引く大きな山。
この山はインディアンの横顔と呼ばれ、敵対する部族同士のカップルが結ばれない運命を嘆き、ここから見投げしたという悲しい言い伝えが残っています。


アンテケーラの名物お菓子


Mantecado (マンテカード)というお菓子をご存知でしようか?このお菓子はアンテケーラの銘菓です。

日本では最近、polvorón (ポルボロン)というスペインのお菓子が少し知られてきたかな?と、思っているんですがどうでしょう?マンテカードはポルボロンによく似たお菓子です。

どちらもアンダルシア発祥のお菓子で、主にクリスマス時期によく食べられます。
バターやマーガリンは使わず、ラードを使うのが特徴です。

食感は、ホロホロと崩れる感じで、スペインのお菓子にしては珍しくとても優しい甘さのお菓子です。

アンテケーラの中でも、マンテカードが美味しいと有名なカフェを教えてもらったので行ってきました。
名前は La Antequerana

店内はとても広く、マンテカードのフレーバーの種類が豊富です!


ですが、はじめは王道のシナモン味のマンテカードとアーモンドのポルボロンをいただきました。

感想としては、スーパーで売ってるマンテカードよりも舌触りが滑らかな気がする。
あと、ポルボロンのほうはアーモンド感たっぷりで、ごろっとアーモンドのかたまりも入ってました!
美味しい!


アンテケーラの街並み


アンテケーラは坂が多い街です。
小さな山のてっぺんにある教会まで歩いてみました。

この教会周辺が、とてものどかで、眺めもよくて気持ちよかった。
教会の塔と白い家がとてもきれい。

遠くに見えるインディアンの横顔。



街の規模としては、1日もあればゆっくり街散策をできると思います。
あまり観光地化されていないのどかなアンテケーラで、のんびり街散策をしてマンテカードでお茶しませんか?

癒されること間違いなし!

それでは、¡Hasta la próxima!


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2018年9月17日月曜日

わたしが思うセビージャの魅力

ブログタイトルにも使っている ¡Me encanta España! は、わたしスペインめっちゃ大好き!!って意味です。
学校で新しい生徒が来て自己紹介するときにも、バルでスペイン人と知り合ったときにも、ほぼ100%質問されるのが「どうしてスペイン語勉強してるの?」、「どうしてセビージャを選んだの?」です。
わたしの答えは、「だってスペインが好きだから。」

魅力を紹介する前に、セビリアに来るきっかけを紹介しようと思います。

セビリアとの出会い
私の場合は、約6年前に2週間スペイン一人旅をしたのがきっかけでした。
ですが、当初の予定ではセビリアはルートに入れていませんでした。

グラナダ(アルハンブラ宮殿がある街)で数日過ごした後、「次はどこに向かおうかなー。コルドバ行こうかなー?」と考えていた時に日本の知人にセビリアをお勧めされたのです。
この勧めがなかったら私は今セビリアに住んでないでしょう。

たった2、3日の滞在でセビリアに魅了され、離れたくなくて大聖堂前の街灯の下でこっそり涙したのを覚えています。(笑)


セビリアの魅力

これは一般的によく言われることですが、セビージャは、日本人がイメージするスペインそのままを感じられる街です。
燦燦と降り注ぐ太陽、フラメンコ、古い街並み、明るくおおらかな人柄。

このイメージを持ってスペイン滞在、旅行を考えているなら、セビリアに来ないでどこに行く!?と、突っ込みたくなります。(笑)

1. フラメンコ

わたしはフラメンコを習っていますが、それはスペイン好きの延長であってフラメンコのためにセビリアに来たわけではありません。
でも、そんなにわかフラメンコ好きの私であってもセビリアに根付いたフラメンコの雰囲気にはうっとりしてしまいます。

例えば、バルで飲んでいい気分になっちゃったおっちゃんが、テーブルをこぶしで叩いてリズムを取りながら、自然に歌いだします。
その歌に気分が良くなった他の人が、これまた自然に踊りだす。

仕組まれていない、準備されてない、内から自然に出る感情で、バルがステージに変身するんです。
それはブレリアだったりセビジャーナスだったり様々ですが、わたしはその場に立ち会えたら「あぁ~もうっ、ここに居られて幸せ!!」って、にやけちゃうんです。

これがフラメンコファンであれば失神するんじゃないでしょうか。


2. 街並み

スペイン、アンダルシア地方にはけっこうたくさん、白い街と呼ばれる壁を白く塗った家が立ち並ぶ地域があります。
それは、太陽の熱が家の中まで入ってこないように外壁で光を食い止めるため。

セビリアにももちろん白い家は多いのですが、ここは白いだけじゃないんです。

セビリアの街を散策していると、黄色と赤のコンビネーションの建物が多いことに気づくはずです。
これは、歴史あるセビリアならではの配色です。

まず黄色。
これはAlbero(アルベロ)という、アンダルシア地方でよくみられる黄色の土の色です。
現代、きれいに舗装されたセビリア市内ではなかなかこの土を目にする機会がなくなってしまいましたが、春祭り会場や闘牛場で今でも確認することができます。

アンダルシア全体でよくみられるこの土が何故主にセビリアの色になったのかというと、1929年にセビリアで万博博覧会が開かれるにあたり、この色を気に入ったセビリアっ子たちがより街を魅力的に見せようと、この土から作った塗料で壁を塗った為と言われています。


写真は、手前の土でこれから綺麗な黄色に塗られるところ。


そして赤。
赤を使う理由は3つあるとされています。
そしていちばんの由来を紹介するには1248年まで遡ることになります。

この当時セビリアはイスラム勢力に支配されていました。
そのセビリアを取り返そうと立ち上がった当時の王、サン・フェルナンド3世の軍旗の色が赤だったことに由来するそうです。

また、赤という色はいつの時代も権力や兵力、支配力と結びつく色とされていたことも理由の一つです。

そして最後の理由は、この2つの色は街をカラフルに、より魅力的に見せることができるから。

有名なセビリアの曲に
♪ Sevilla tiene un color especial ♪ (セビリアにはここにしかない色がある)
って歌詞があります。
これは特色って意味合いと、文字通り、街の色のこと両方を言ってるのかな?と、個人的な考えですが思ってます



これらのことから
現実的な面でほかにもいろいろ魅力を感じるけど(物価とか)、私が生活していてうっとりする、本当にセビリアに居られて幸せだ。と感じるのは主にこれらの事です。

旧市街を歩くといつでも何か新しい発見があるんです。

いきなり目の前にローマ時代の遺跡が現れたり、壁にその通りにまつわる言い伝えが書かれていたり。


セビリアはコロンブスが航海の拠点とした街です。なので、アメリカ大陸発見後、たくさんの物資が一番初めにセビリアに到着しました。
当時は、今でいうNYのように栄えた街だったのです。

そんな当時の名残を21世紀の現代で感じられる日々がとても興味深くてわくわくします。


そして、これらのようなセビリアの歴史、言い伝えを教えてくれて、私にわくわく感を与えてくれたのが語学学校の無料アクティビティです。

なんか少しマニアックな歴史の話をしてしまったけど、これを読んでセビリアに興味を持ってくれる人がいるとうれしいです。

長々と読んでくれてありがとう!

¡Hasta la próxima!

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2018年9月16日日曜日

留学 友達はできる???

結論としてけ、国籍を選ばなければ友達はできます!主に出会いは語学学校です。 語学力向上のための心得として、

“留学中は外国人同士(語学学校のクラスメイト同士)での交流ばかりにはならないほうがいい”

と、言われたことがあります。
理由は間違った単語や表現が身についてしまうから。

ですが、私はクラスメイト友達になり、一緒に出かけたことで、プラスになったと感じることがあります。

今回は、そのことについて書いてみようと思います。


外国人同士で交流することのメリット

1. 簡単な単語で交流ができる

スペイン入りしたころの私のスペイン語レベルは、それはそれはひどいものでした。汗

そんな超初級レベルのわたしは、語学学校で毎日スペイン語シャワーを浴びていても、新しい単語数が多すぎて何から覚えればいいのか、最低限のコミュニケーションにはどの単語が必要なのか、さっぱり。。

ですがありがたいことに、語学学校に通い始めてすぐ、なぜか私よりもレベルの高いクラスの韓国人の女の子がよく話しかけてくれるようになりました。

スペイン生活が始まり1週間ほどたったころ、はじめて二人で出かけることになりました。

よく英語もスペイン語もわからないのに誘いを受けたなという気持ちと、そんな私をよく誘ってくれたなぁと感謝の気持ちでいっぱいになります。汗

今思い返すと、彼女のスペイン語レベルも決して高いわけではありませんでした。
でもだからこそ、ボキャブラリーの少ない彼女が繰り返し使う単語がわたしの記憶に残り、それが少しずつ私のボキャブラリーになっていきました。

語学力上達の為だけに友達を作るわけではありませんが、できれば自分よりも少しレベルの高い友人と一緒にいるのが上達につながると思います。

2. 各国に対する偏見がなくなる

これは偏見を持っていた私個人の問題かもしれませんが...

例えば

中国人はいつも怒ったような表情で大きな声で話すんじゃないか?
ごみを道端に捨てるなど、マナーが悪いんじゃないか?

フランス人はお高く留まっているんじゃないか?

ロシア人って冷たそう...

イスラム教の国への漠然とした偏見(テロの影響で)


などです。
ですが、実は上に挙げた例は、私が今現在仲良くしているスペイン人以外のお友達の出身国です。

いつもエレガントな服装で、日本人の私以上ににこにこしているかわいい中国人のお友達。

毎週のように一緒に飲みに行き、先日のワールドカップ決勝戦もバルで一緒に観戦したフランス人のお友達(フランスおめでとう!!)

自らの誕生日パーティーに私を招待してくれたロシア人のお友達。

今トルコ旅行を一緒に計画してるモロッコ人のお友達。


もちろん、相性はあるし私のイメージ通りの人にも出会うことはあります。
ですが、偏見を持ったままだと良い部分にも気づけないということをいろんな国の人と交流することで学べたと思います。



私はスペイン人以外の友達を作ることは大賛成です。
もちろん日本人の友達も。

それぞれがスペイン、セビージャを選び、お互いの国以外で出会うって運命だと思うんです。


ただ、自分の経験からひとつ言えるのは、どんなに初級レベルでもスペイン語を学びたいならスペイン語での会話に挑戦するのが大事だと思います。
私の場合、幸か不幸か英語に逃げることはできませんでした。(英語話せないからね...)

今だって、言いたいこと70%くらいしか伝えられないし、ネイティブだらけの中に居たら速すぎて、ボキャブラリーも多すぎてさっぱり何話してるのかわかりません。

うまくお互いに伝えられていなくて後から「あらら???」ってなることよくあります。

何回も聞き返すの申し訳なくてわかったふりして、でもそれ相手にバレて「わかったふりするな」って注意されたこともあります。(笑)

でもそうやって、スペイン語も友情も少しずつ育てていこうと思っているところです。


このブログ書いてたら友達に会いたくなってきた♡(笑)

ということで、これからお友達と飲みに行ってきまーす!

それでは、¡Hasta la próxima!


¡Gracias!

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