スペインでのクリスマス、お正月について書こうと思ってたんですが、先日行ったバルが大興奮するくらい美味しい&面白かったので先にバルの紹介を記事にすることにしました!
バルの名前は『バル・カサ・エメ(Bar casa Eme)』
スペイン人のお友達に教えてもらって、ずーっと行きたいと思いながらもなかなかタイミングが合わず、先日やっと行けました。
昼食が遅いスペインなので、このバルのオープンは14時。
私たちはオープン時間の10分ほど前に到着しました。
その時点で、店のテラス席には既にオープン待ちのお客さんが。
オープンと同時に、外で待っていたお客さん達が注文をしに行きます。私も店内に注文をしに行きました。
店内は『セマナサンタ』という、キリストの復活祭のオブジェでびっしり。
セビリアはスペイン内でも有数のセマナサンタが有名な街です。
セマナサンタが大好きな人も多く、(同様にこの宗教色を毛嫌いする人も多いですが)この装飾を見ると「セビリアらしいなぁ」と感じます。
注文を聞くのもビールを出すのも料理を作るのも、店主である年配のおじさん一人。
でもピリピリした感じはなく、呑気に鼻唄を歌いながら、注文を聞いて厨房に消えていきました。笑
常連さんたちも、気長に待つことを理解しているようです。
日本のように綺麗に並んで待ってはいないので、「誰が最後??」なんて言いながらお客さん同士おしゃべりしながら待ちます。
こうゆう地元の人同士がガヤガヤと交流してる場所、私も地元民の一員になれたような気分になって大好きなんです!
注文しに行っただけなのにわたしは大興奮!!
わたしも地元民のように交流したい衝動にかられて、隣にいた常連っぽい男性におすすめメニューを聞いてみました。
すると、その男性の連れの女性、その他回りにいた常連さんまでわたしに話しかけてくれて、わたしのワクワクは最高潮!
「ソロミージョ・アル・ウイスキーのモンタイート(サーロインのウイスキーソースのバゲットサンド)と、コキーナ(枚貝の一種)、それか海老のアヒージョははずせないよ!」
「このバルで食べるには忍耐力が必要なんだ!なんせ注文取るのも作るのもあのじいさんだけだからな!」
「君、テーブルは取れたの?
良かったね!私たちは来るのが遅くて立ち食いなの!」
てな具合に。
注文も、我先にと注文しなきゃ聞いてもらえないのですが、「この子の注文聞いてやってくれよ!」と、まわりのサポートのお陰ですんなり注文。
注文した料理ができるとテラス席はスピーカーで呼ばれることになっていて、「4番で呼ぶからね」と店主にいわれて席に戻りました。
様子を見ていると、「海老のバゲットサンド~、1番テーブル~」と、みんな呼ばれています。
私たちもワクワクしながらしばらく待っていると、
「海老のアヒージョ~、ニッポン~」
と。
…え!?4番じゃないんかいっ!!笑
周りのお客さんたちに、「ほら!君呼ばれてるよ!」と促され、料理を取りに行ったら何故かまた他のお客さんがテーブルに運ぶのを手伝ってくれて、なんだか私たち、ちょっとした店内の有名人のような状態に。笑
私たちは2品頼みました。
海老のアヒージョはまだ熱々でグツグツしていて、ニンニクがきいてて美味しい!
サーロインのウイスキーソースは肉がボリューミーで柔らかい!しかもソースも美味しい!さすが看板メニューです!!
どちらもスペイン料理らしくオリーブオイルたっぷり。
オイルも美味しいのでパンを浸して食べちゃいました。
そしてお会計。
この店はスペインでの昔からのスタイルで、伝票のかわりにカウンターにチョークで直接金額を書きたしていきます。
それを最後に計算してくれるシステム。
サーロイン2つと海老のアヒージョ、ビール2杯で17ユーロでした。
約2000円かな。
料理はもちろんですが、店主と常連さんたちの人柄が最高にいい、絶対リピートしたくなるバルでした!
また近々いかなくちゃ!!
それでは、¡Hasta la próxima!
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