2月後半頃に「春らしくなったなぁ」なんて思ってたら、いきなり「初夏なんじゃないか!?」ってくらい暑いセビリアからお伝えします。
よくセビリアっ子が、「セビリアには夏と冬しかない」と言いますが本当にその通り。春も秋も一瞬で過ぎてしまいます。
でもそんなセビリアっ子に一番好きな季節を尋ねるとだいたい答えは「春」。
それはセビリアの特徴とも言える香りが街中にあふれるからです。
今回はセビリアっ子が愛する短い春を紹介しようと思います。
セビリアの街路樹
セビリアの香りの話の前に、まずは街路樹について。
セビリアの街を歩くと、ほとんどの街路樹がオレンジの木であることに気づくはずです。
日本で一度もオレンジの木を見たことがなかったわたしにとって、はじめてセビリアでこの光景を見たときは衝撃でした。
日本では、スペインのオレンジといえばバレンシアオレンジが有名ですが、セビリアのオレンジも各国へ輸出されています。
ただし、セビリアのオレンジはnaranja amarga(ナランハ・アマルガ 苦いオレンジ)と呼ばれる品種で、このままでは酸っぱ苦いレモンのような味で、とても美味しくは食べられません。
なので冬の終わり頃に市が収穫し、マーマレードや化粧品に加工されイギリスをはじめ多くの国に輸出されます。
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セビリアの春の香り
街路樹の話で想像がついたかもしれませんが、セビリアの春の香りの一つ目はオレンジの花の香りです。この時期、木の下を通るとふわっと香る甘い香りに癒されます。
もうひとつは、incienso(インシエンソ)と呼ばれるお香の香り。
セビリアはスペイン内で最も盛大にキリストの復活祭を行う街のひとつです。
その時に炊く香りがincienso。
春になると、通りでお香屋さんや普通の靴屋さんなんかでもinciensoを炊き、街の至るところでこの香りがします。
このふたつの香りを感じると、セビリアっ子達は春を感じてわくわくするようです。
セビリアの春に立ち会うのが3度目のわたしも、今年やっとこのふたつの香りで春を感じられるようになってきました。
3年近くセビリアに住んで、最近やっとセビリアやセビリアっ子の考え方、感じ方、楽しみ方など、少しわかってきた気がします。
わたしが大好きなこの街の事をたくさん教えてくれるセビリア出身のお友達たちに感謝。
そしてこれを呼んでくれた皆さんも、最後まで読んでくれてありがとう!
それでは、¡Hasta la próxima!
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