クリスマスもお正月も終わり、日本は日常に戻りつつある頃でしょうか。
ここ、スペインでももちろんお正月は一大イベントですが、日本ほど“お正月らしい”という雰囲気は感じません。
というのも、スペインではまだクリスマスが終わっていないのです!
スペインのクリスマスに欠かせないレジェス・マゴス(LOS LEYES MAGOS)
スペインにも近年サンタクロース文化が根付いてきましたが、サンタ以上に重大な役割を果たすのがレジェス・マゴスという3人の人物。日本語では、東方の三賢者などと訳されます。
彼らは、12月25日、星の導きによりキリストの誕生を知り、贈り物を届けるべく出発します。
電車や車なんてない時代。彼らがキリストの元にたどり着いたのは1月6日とされています。
なので、スペインの子どもたちは1月6日のレジェス・マゴスの祝日にプレゼントをもらうのです。
スペインのクリスマスのメインは1月6日。
なので、25日が過ぎても街のイルミネーションはクリスマス一色です!
スペインのクリスマスデコレーション、ベレン(Belén)という人形
ベレンとは、キリストが馬小屋で産まれた時を再現した人形です。ここ、セビージャでは毎年市役所横に大きなベレンが飾られ、それを見るために人々が訪れます。
各家庭でもベレンを飾る家は多く、ツリー以上に大切なクリスマスのデコレーションなのです。
市役所横の大きなベレン
友人宅のベレン
最もシンプルなのは、両親である聖ヨセフと聖母マリア、そして産まれたばかりの幼子イエスのベレン。
あとはそれぞれ好みで聖書の登場人物を飾ったり、周りを集落らしく飾ります。
スペイン人のクリスマスの過ごし方
お正月は友達と過ごすスペイン人が多いので、ちょうど日本の感覚と逆ですね。
幸運な事に、わたしはスペイン滞在1年目からスペイン人の友人宅に招待して頂けて、スペイン人家庭でのクリスマスを体験させてもらっています。
その友人宅では、彼女の両親、兄弟、おじさん、おばさん、従兄弟そしておばあちゃんが毎年集まり、ビージャンシーコ(villancico)と呼ばれるスペインの伝統的なクリスマスソングを流して歌い、踊ります。
今年は家族みんなでクリスマスコスチュームに身を包み盛り上がりました!笑
一通り家族と盛り上がったあとは、近所に住む仲の良い幼なじみたちが集まるのが彼女たちの恒例です。
スペイン人の多くは夕飯に出掛けると、最後にシメとしてクバタ(cubata)をパブやクラブに飲みに行きます。
クバタとはジントニックやラムコークなど、リキュールと炭酸ジュースを割ったもの。日本でクラブで飲まれる感じの飲み物です。クリスマスディナー後も、この定番コースでした。
これが20代後半から30代前半のグループである彼女たちのクリスマスの過ごし方。
みんなパワフルだなぁー!わたしは途中でリタイアして帰宅しました。笑
近年のスペインのクリスマス
クリスマスツリーではなくてベレン。
私たちの知っているクリスマスソングではなくて伝統的なビージャンシーコ。
と、独自のクリスマス文化を持つスペインですが、近年は他国の文化も徐々に入ってきているようです。
サンタクロースからもレジェス・マゴスからもプレゼントをもらえる子どもも多いとか。
うらやましい!!
今回はスペインのクリスマスの主要部分を紹介しました。
次の記事では今回紹介出来なかった部分を紹介しますね!
クリスマスは、キリスト教色の強いスペインでは日本以上に一大イベントなので、日本人にとっては面白い文化、風習がたくさんなんです!
では次回をおたのしみに!
¡Hasta la próxima!
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