2018年9月17日月曜日

わたしが思うセビージャの魅力

ブログタイトルにも使っている ¡Me encanta España! は、わたしスペインめっちゃ大好き!!って意味です。
学校で新しい生徒が来て自己紹介するときにも、バルでスペイン人と知り合ったときにも、ほぼ100%質問されるのが「どうしてスペイン語勉強してるの?」、「どうしてセビージャを選んだの?」です。
わたしの答えは、「だってスペインが好きだから。」

魅力を紹介する前に、セビリアに来るきっかけを紹介しようと思います。

セビリアとの出会い
私の場合は、約6年前に2週間スペイン一人旅をしたのがきっかけでした。
ですが、当初の予定ではセビリアはルートに入れていませんでした。

グラナダ(アルハンブラ宮殿がある街)で数日過ごした後、「次はどこに向かおうかなー。コルドバ行こうかなー?」と考えていた時に日本の知人にセビリアをお勧めされたのです。
この勧めがなかったら私は今セビリアに住んでないでしょう。

たった2、3日の滞在でセビリアに魅了され、離れたくなくて大聖堂前の街灯の下でこっそり涙したのを覚えています。(笑)


セビリアの魅力

これは一般的によく言われることですが、セビージャは、日本人がイメージするスペインそのままを感じられる街です。
燦燦と降り注ぐ太陽、フラメンコ、古い街並み、明るくおおらかな人柄。

このイメージを持ってスペイン滞在、旅行を考えているなら、セビリアに来ないでどこに行く!?と、突っ込みたくなります。(笑)

1. フラメンコ

わたしはフラメンコを習っていますが、それはスペイン好きの延長であってフラメンコのためにセビリアに来たわけではありません。
でも、そんなにわかフラメンコ好きの私であってもセビリアに根付いたフラメンコの雰囲気にはうっとりしてしまいます。

例えば、バルで飲んでいい気分になっちゃったおっちゃんが、テーブルをこぶしで叩いてリズムを取りながら、自然に歌いだします。
その歌に気分が良くなった他の人が、これまた自然に踊りだす。

仕組まれていない、準備されてない、内から自然に出る感情で、バルがステージに変身するんです。
それはブレリアだったりセビジャーナスだったり様々ですが、わたしはその場に立ち会えたら「あぁ~もうっ、ここに居られて幸せ!!」って、にやけちゃうんです。

これがフラメンコファンであれば失神するんじゃないでしょうか。


2. 街並み

スペイン、アンダルシア地方にはけっこうたくさん、白い街と呼ばれる壁を白く塗った家が立ち並ぶ地域があります。
それは、太陽の熱が家の中まで入ってこないように外壁で光を食い止めるため。

セビリアにももちろん白い家は多いのですが、ここは白いだけじゃないんです。

セビリアの街を散策していると、黄色と赤のコンビネーションの建物が多いことに気づくはずです。
これは、歴史あるセビリアならではの配色です。

まず黄色。
これはAlbero(アルベロ)という、アンダルシア地方でよくみられる黄色の土の色です。
現代、きれいに舗装されたセビリア市内ではなかなかこの土を目にする機会がなくなってしまいましたが、春祭り会場や闘牛場で今でも確認することができます。

アンダルシア全体でよくみられるこの土が何故主にセビリアの色になったのかというと、1929年にセビリアで万博博覧会が開かれるにあたり、この色を気に入ったセビリアっ子たちがより街を魅力的に見せようと、この土から作った塗料で壁を塗った為と言われています。


写真は、手前の土でこれから綺麗な黄色に塗られるところ。


そして赤。
赤を使う理由は3つあるとされています。
そしていちばんの由来を紹介するには1248年まで遡ることになります。

この当時セビリアはイスラム勢力に支配されていました。
そのセビリアを取り返そうと立ち上がった当時の王、サン・フェルナンド3世の軍旗の色が赤だったことに由来するそうです。

また、赤という色はいつの時代も権力や兵力、支配力と結びつく色とされていたことも理由の一つです。

そして最後の理由は、この2つの色は街をカラフルに、より魅力的に見せることができるから。

有名なセビリアの曲に
♪ Sevilla tiene un color especial ♪ (セビリアにはここにしかない色がある)
って歌詞があります。
これは特色って意味合いと、文字通り、街の色のこと両方を言ってるのかな?と、個人的な考えですが思ってます



これらのことから
現実的な面でほかにもいろいろ魅力を感じるけど(物価とか)、私が生活していてうっとりする、本当にセビリアに居られて幸せだ。と感じるのは主にこれらの事です。

旧市街を歩くといつでも何か新しい発見があるんです。

いきなり目の前にローマ時代の遺跡が現れたり、壁にその通りにまつわる言い伝えが書かれていたり。


セビリアはコロンブスが航海の拠点とした街です。なので、アメリカ大陸発見後、たくさんの物資が一番初めにセビリアに到着しました。
当時は、今でいうNYのように栄えた街だったのです。

そんな当時の名残を21世紀の現代で感じられる日々がとても興味深くてわくわくします。


そして、これらのようなセビリアの歴史、言い伝えを教えてくれて、私にわくわく感を与えてくれたのが語学学校の無料アクティビティです。

なんか少しマニアックな歴史の話をしてしまったけど、これを読んでセビリアに興味を持ってくれる人がいるとうれしいです。

長々と読んでくれてありがとう!

¡Hasta la próxima!

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