今回はその春祭りの紹介と、この祭りでの観光客の楽しみかたを紹介します。
Feria de Abrilとは?
まずは基本情報。Feria de Abril (フェリア・デ・アブリル)とは、直訳すると“4月祭り”。ですが、イースターから数えて2週間目の日曜日に始まるので、その年によっては5月になることもあります。
今年(2019年)は5月4日(土曜日)から5日(日曜日)に日付が変わる12時に、メインゲートで点灯式が行われスタートしました。
会場内にはカセタと呼ばれるテントがたくさん並び、そのほとんどが企業や町内会、家族などのプライベートカセタです。
カセタには、所有者や関係者でないと入ることができません。
セビリア人はこのカセタの中で、お酒を飲みセビジャーナスというセビリア民謡を朝まで踊るのです。
pescaditoと点灯式
Pescadito(ペスカディート)とは魚の事です。カセタを持っている人たちは、祭りスタートの前日(土曜日)の夕飯として魚のフライをカセタで食べるのが伝統です。
持っていない人たちも、各家庭やバルで魚のフライを食べます。
この伝統をpescadito(ペスカディート)と言うのですが、セビリアなまりでみんなpescaíto(ペッカイート)と呼びます。笑
夕食が終わると、いよいよ点灯式の時間です。
メインゲートの前に特設ステージが設置され、ステージで歌い手、奏者、躍り手がセビジャーナスを披露します。
12時少し前になると点灯のためのスイッチが用意され、12時を待ちます。
ですがここまで盛大に準備する点灯式。かーなーりテキトーです!笑
一昨年は12時数秒前に、点灯のスイッチを「押しちゃえー!」ってなって、瞬間をムービーに納めたかったのに逃しました。笑
今年は、「10秒前からカウントダウンするよー!」みたいなこと司会の女性が言ってた気がするんだけど。。私の聞き違いかな?
「ウノー(1)!」しか言わずに点灯。笑
ギリギリ、ムービーのスタートは押せましたが。笑
観光客はどのようにフェリアを楽しむ??
まず初日はどのカセタも身内での夕食の日なので、あまり早く行っても楽しめないと思います。観光客も楽しめるのは点灯式から。
先にも書きましたが、カセタには基本的に所有者や関係者しか入ることが出来ません。
ですが、セビリア市が所有する、Caseta Públicaという共用カセタが会場内にいくつかあります。
カセタ内にはバルがあり、誰でも飲み物や食べ物を頼むことが出来ます。
私はあまり共用カセタには行ったことがなかったのですが、今回行ってみるとけっこうスペイン人も来ててセビジャーナス踊ってるし(外国人ばかりでスペイン感がないかと思ってた。自分もここでは外国人なのに!笑)、飲み物も食べ物も、むしろプライベートカセタよりも安いくらい!
かなり満喫できました!
フェリアならではのグルメ
ぜひ味わってもらいたいフェリア名物が2つ。ひとつはRebujito(レブヒート)と呼ばれる、シェリーをセブンアップで割った飲み物。ピッチャーで提供されることがほとんどです。カセタにもよりますがだいたい1ピッチャー6€~9€。
夜通し飲んで踊るスペイン人たちには最適な、強すぎず弱すぎずなお酒です!笑
もうひとつはBuñuelos de gitana(ブニュエロス・デ・ヒターナ)
ヒターナとは、ジプシーのこと。
ブニュエロは、ジプシーの皆さん手作りの揚げてドーナツ!
表面サクサク、中もっちりで、あつあつで美味しいのです!
一般的なのはチョコレートドリンクに付ける食べ方。ですがお好みでコーヒーと合わせても◎。
ブニュエロ1.50€、チョコレートドリンクが3€。チョコラテ高いな。。
フェリア最終日
フェリアは土曜日から日曜日に日付が変わる夜中12時に、花火の打ち上げと共に終了します。今回私は祭り会場から見ましたが、見所はセビリア市内を流れる大きな川、グアダルキビル川にかかる橋の上から。
メインの照明は消えますが、カセタによっては夜通し音楽が流れ踊り続けているところも!
番外編・ミニ遊園地
フェリアに飽きたらこちらへ!メインゲートの右側にある特設遊園地です。
けっこう楽しめます。観覧車は日本の3倍くらいのスピード!笑
最後に
セビリアの春祭りは『カセタを持っている地元民のお祭り』と思われていることも多いのですが、観光客でも十分楽しむことが出来ます!今年は特に日本のゴールデンウィークとぶつかったようで、観光ガイドの問い合わせもありました!
ぜひタイミングが合えばセビリアが1番盛り上がり、華やかになる日々を見に来てください!
わたしが提供するセビリア観光ツアーはこちら!
¡Hasta la próxima!
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